Quantcast
Channel: Photoshop –やもめも
Viewing all 106 articles
Browse latest View live

間違いだらけのPhotoshop|CMYK変換に関する二つの「デマ」を検証する

$
0
0

これはまずいんじゃ?と思った、WEBで見かけた二つの「TIPs」について。

CS5/CS5.5以降はCMYK変換精度が上がっている、というデマ

書いてあるところによってCS5だったりCS5.5(Ps 5.1)だったりします。これ検証してみました。

結果、有意な差は認められません。Ver.7以降、同じプロファイルを使って同じ設定で分解する限り変化はありません。

検証方法

同一AdobeRGB画像をMac版CC、CS6、CS3/win版7、6それぞれでJapanColor2001Coated知覚的(黒点補正オンディザオンAdobe(ACE)で変換し、CC上で重ねて差の絶対値+トーンカーブで強調

1%程度の誤差は出ますが、それはCCで同じ分解した2枚を重ねても出ます。

ACEのバージョンでがらっと変わったのか?とも思ってドキュメント検索したりしましたが、それらしきものが出てきません。

PhotoshopVer.6のみ、それ以降との変換の差はでてきました。PSver.6はACE実装した最初のバージョンなので、不具合があったのかもしれません。

それでもVer.7以降は変換結果に有意な差は認められませんでした。CS以降ももちろん、同様です。

いったいどこから出た話なんでしょうか。元ネタ発見しましたら教えてください…変な夢見ちゃうじゃないですか。

※実体に沿いませんが、ひょっとしてPhotoshop5.5以降→CS5.5以降、と変換されちゃってるのかも…???

色変換ツール「Colon」と色校正プレビューツール「カラまね」の開発をされている @yamma_ma さん(やんま まのblog(仮))が検証ファイルを作ってくれました! 許可を得たのでZipファイルを置いておきます。

大きいので(129.8MB)自分でも確認したい!という方に。ファイル名のBPCは「黒点補正オン」です。背景レイヤーはPSVer.6です。

http://d.pr/f/9HLl(レイヤー付きTIFFファイル7個をZIP)

▼内容の一部

201307291504

全般にPsVer.6とそれ以降で違いますが、Ver.7以降ではレンダリングインテント「絶対的」を除いて変換結果は同じです。

結局のところ、Photoshopだから良い結果になるとか、バージョンが新しいから良い結果になるとかそういうことではなく、適切な環境で適切なプロファイルを使い適切な方法で変換すれば良い、ということになろうかと。@yamma_ma さん作の(現在無料の!)アプリを適切に使い、CMYKプレビューしながらRGBで描いてCMYK変換する方法が絵師さんにとっては現状ベストソリューションかなと思います。

総インキ量の落としかたについてのデマ

紙や印刷方式を変えず、印刷会社の要請でTAC値(総インキ量)を落とす方法が多々出ています。そのうちいくつかをピックアップ。

  1. JapanColor2001Uncoatedを使え
  2. カスタムCMYKでKを抜け
  3. カスタムCMYKで目標%だけを設定して分解しろ(インキ設定に触るな)

1は論外です。詳しくは本blog記事参照
インキ総量を落とす「テク」、色が変わってしまうから、どれがいいとは安易には勧められない
CMYK画像にインキ総量マスクを追加するPhotoshopCS6専用アクション・簡易計算機付き

簡単に言うと、CoatedとUncoatedでは色の変化が大き過ぎます。

▼右がUncoated。左は以下全てJapanColor2001Coated。黄色くなってしまった。分解カーブは後記

profilejp2001uncoated

 

◆2もかなり危ない。C/M/Y/Kの4色のうち3色のみにすれば300%越えない!という理屈なのかもしれませんが、シャドウをCMYのみで、しかも100%近いベタで構成するため印刷時色ブレまくります。カスタムCMYKするならKも入れましょう。

▼これで見た目が変わらないはずがない…カスタムCMYK/GCRで墨版抜き

a0002_005703_mcmy

 

◆3はよく見かけるのですが、インキ設定に触らないと色は合いません。これも上記本blog記事参照してください。デフォルトのSWOP使うとグレーがブレます。強いGCRかけているため目立たず「まぁこんなもんだろう」と見過ごされている結果だと思います。

▼SWOPv2。一時期、「軽くなる」「明るくなる」TIPsとしてどこかで流行ったらしいけど…おおらかな時代ですね。

profileswopv2

 

これらに共通しているのが、Photoshop上で変化して見えないから大丈夫、というもの。これが元凶かと思うのですが、色が変わって見えないのはPhotoshopがシミュレーションして同じように見せているからだ、ということをすっかり忘れてしまっています。

前提としての「紙や印刷方式がガラっと変わるのでプロファイルを変える」のではなく、「印刷メディアも機械も変わらない(塗工紙使う)けど印刷所の要請で320%や300%に抑えなきゃいけない」場合は、使用するインキと紙上での発色は大きく変わりません。それなのに全体のグレーバランスに影響するような変換をしてしまうと当然、色はモニタで見ているものと大きく変わります。カラマネばっちりしていたとしても。

Photoshopで比較するのであれば、「編集」→「プロファイルの指定」で「このドキュメントのカラーマネジメントを行わない」または「作業用CMYK」等、普段使いのプロファイル(インキや印刷環境)でシミュレーションして比較表示させましょう。上記3点は全て、ガラリと色が変わります。

▼参考にCoatedとUncoatedの分解カーブを

jp2001coated

jp2001uncoated

下のグレーのグラデーションを表現する網%をグラフにしたものです。特に中間からシャドウにかけてのCMYのバランスが大きく違うことが分かります。

塗工紙に刷るのに、「TACを抑えるため」だけにUncoatedを使え、と指定する印刷会社は少なくとも色に関しては私は信用できません。


CMYK変換にGIMP??なんて超絶面倒くさいことを…今どきのPhotoshopレスCMYK分解はこれ!

$
0
0

というわけでタイムリーにCMYK変換で阿鼻叫喚な時期なので、少しでも負担を減らしてゆっくり寝ましょう。

GIMP+プラグイン導入して「分版」して…ってそれで入稿画像全部やるの??

ものすごく面倒くさくないですか…?GIMP導入してプラグイン入れて、「分版」してごにょごにょして

あなたそれ、マゾいですよ。

もっと簡単にやってしまいましょう。そして寝ましょう。体力温存。

Winの場合

@yamma_ma さん作成のColon : やんま まのblog(仮)を使ってみませんか。ドラッグ&ドロップして書き出すだけ、Photoshopにも搭載されているAdobeCMMでCMYKに変換できます。

▼作者によるインストール方法解説動画

むちゃくちゃ簡単ですね…

ちなみに @yamma_ma さんはCMYKプレビュー「ウインドウ」アプリの「カラまね」も発表しています。

カラまねでカラーパレット含めてプレビューしつつRGBで描き、Colonで同一プロファイルでCMYK分解する、美しいフローを実現できます。

Macの場合

/アプリケーション/ユーティリティ/ 内にある「Color Sync ユーティリティ.app」を使いましょう。

▼コレ。デフォルトでみんな持ってる。

SS 2013-07-31 1.14.25

このアイコンに画像を放り込むと、変換ウインドウが出てきます。

SS 2013-07-31 1.16.11

▼下図のように設定します。

SS 2013-07-31 1.17.15

「プロファイルに合わせる」を選んで、出力に「Japan Color 2001 Coated」を選択します。

「適用」を押して、コマンド+Sでセーブ。

ちなみにこのCMYKプロファイルは総インキ量350%なので、制限がある場合は印刷所にどのプロファイルを使えばいいのか聞いて従ってください。

SS 2013-07-31 1.18.11

▲無事CMYKになりました。

これをドラッグ&ドロップでできるようにするには、これまた付属の「Automator」を使ってアプリケーションを作りましょう。

SS 2013-07-31 13.17.14

▲ワークフローの「イメージ」にこんなのあるので、適切なプロファイルをあてて(元の色空間を維持はオフ)

▼イメージのタイプを「TIFF」に変更するワークフローを組み込み、アプリとして保存すれば

SS 2013-07-31 13.19.49

ドラッグ&ドロップで複数ファイル一括変換できます。Automatorの使い方はぐぐってね(起動すれば分かると思いますが)

カラープロファイルが埋め込まれているのは、世間一般に言われるほど問題にはなりません。特にJP2001Coatedであれば…まぁ念の為印刷会社にはあらかじめ「プロファイル埋めています」と伝えておいた方がいいかもしれませんね…

(CMYKのプロファイル埋め論議はもういろいろと面倒くさいんでツッコミは勘弁)

そのほか

Mac/Win両方で、画像ファイルを一気呵成に変換してしまえるツールとして ImageMagickがあります。コマンドラインで使うことになりますが、GIMPで面倒くさいことをできるならこっちも使えるでしょう。

@yamma_ma さんが解説されていますので、そちらをご覧下さい。

ImageMagick : やんま まのblog(仮)

まとめ

GIMPでのCMYKは、「GIMPでもCMYKをなんとか扱えるようにしたよ」という、きわめてギークなものだと私は思います(だってめんどいし)

Separate+も@yamma_maさんが(いろいろ引き継いで)作ったものですが、その作者さんがもっと手軽に使えるアプリを作ってくれているのですから使わない手はありません。

今どきはフリーでこれだけのことができるのですから、うまく使って早く寝ましょう。

おやすみなさい!

ICCプロファイルはこのあたりでDLできます。

Adobe ICCプロファイル – ICCプロファイル for Macintosh – Downloads(DLファイルがsit)

Adobe ICCプロファイル – ICCプロファイル for Windows – Downloads(zip。内容はいっしょ)

置き場所は上記内容に従ってください。

今はまだユーザー側では一般的ではないのですが、Japan Color 2011 Coatedもあります。

ICCプロファイル|Japan Color認証制度

これらのプロファイルの使用にあたっては、CMYK分解の可否も含めて印刷会社に相談してから使ってください。

知らないと損をする!! Photoshopレイヤースタイルを使って劣化を抑えたラクラク色調補正の便利技!!

$
0
0
最近煽り気味なタイトルを付けたいお年頃のやもです。 今回はいろいろ応用の効く便利技を一つ。Photoshop6(CS6にあらず)から使えるはずです。 ▼この画像を… 空はもっと暗く、ビルはもっと明るく補正したい場合どうしますか? これはいけません ×とりあえず全体に暗くしてからビルだけを明るくしよう! ▲これはやっちゃだめ ▲ビル大幅劣化なう 「劣化無し」()な調整レイヤーと言えど、一度暗くして潰してしまったディディールを復活させることはできません。 逆でも同じことです。 ▲全体明るくして空だけを暗くしよう!→× 一度削ってしまった情報は、元には戻りません。当然ですね。 じゃ、両方にマスクだ! ということで… ▲別々にマスクかけて補正すればいいじゃん! ▲ほらできた! →×(;´Д`A 「え?なんで?劣化抑えてるし王道でしょ?」 王道なんですが、こういう場合どうしましょう。 ▲マスク荒い!修正したい… 修正したい… 修正したい… ▲両方を! めんどくさいです(;´Д`A こうしましょう ▲レイヤーの端っこをダブルクリック、または「レイヤー」→「レイヤースタイル」→「レイヤー効果」 「ビル」レイヤーのレイヤーマスクは削除して、レイヤー効果を「空」レイヤーにつけます。 内容は… ▲これだけ!「ノックアウト(抜き)」を「浅い」にするだけ! これで、たった一枚のマスクで「ビル」「空」それぞれに別々の補正をかけることができます。 ▲わぁいらくちん! マスクいっこ修正すればいいから作業楽だモン!(C)熊本県 おとしあな ▲背景レイヤー、ノイズが乗ってるなー ▼ということで背景レイヤーをスマートオブジェクトにして、「ノイズの軽減」をかけましょうか… そうすると… ▲わぁ!なんだこりゃ! こういうときは慌てずに、 ▲調整レイヤー二つを選択して、グループにしてしまいます(⌘+G) ▲ノイズも消して、マスクも自由に楽に調整できるようになったモン!(c)熊本県 何が起きたのか…その前に ノックアウトの説明 ノックアウト(抜き)とあるように、この機能は効果をかけたレイヤーの描画部分で下のレイヤーをマスクする機能です。 画像合成に使われます。こんな感じ… ▲背景、レイヤー1、グループ内に二つのレイヤーを置きました。 ▲レイヤー3にノックアウト「浅い」を適用 直下のレイヤー2がレイヤー3の描画部分で切り抜かれてレイヤー1が見えます。 「浅い」はグループ内の画像にしか適用されません。 ▲レイヤー3にノックアウト「深い」を適用 レイヤー2、レイヤー1が全部、背景レイヤーに当たるまでズドンと切り抜かれます。 「深い」が止まるのは「背景レイヤー」だけです。 そしてこれは、 ▲レイヤー3を塗り+マスクに変更 こうしてもいっしょ。ということは、 全面が見えない塗りである調整レイヤーも同じということですね! もいっちょ違う説明をば。 ▼「浅い」ノックアウトをかけた調整レイヤーと普通の調整レイヤー二つをレイヤーグループにする。 一番下が「背景レイヤー」です。赤いレイヤー二つはグループになっています。 上の調整レイヤにマスクで「穴(マスク塗りしたところ)」をあけたため、穴の部分は下の調整レイヤーが生きています。 ノックアウトが「浅い」になっているので、この突き抜け効果はグループ内で止まります。 ▼ちなみにこの状態でノックアウトを「深い」にするとこうなります。 「深い」にすると、突き抜け効果は「背景レイヤー」に当たるまで止まりません。 「背景レイヤー」が大事な意味を持つようになるのです。 もし「背景レイヤー」が無いと…先ほどのように背景レイヤーをスマートオブジェクトにしていたりすると、 ▲どこまでいっても止まらない 先ほどはグループの無い状態で、「背景レイヤー」をスマートオブジェクトに変更してしまったため、どこまでもヌキが止まらなかった、というわけですね。 「浅い」で「レイヤーグループ」にしておけば、背景レイヤーがなくても使えます! 応用しよう! たとえば、ミックス光の補正にも使えます。 ▲赤い光と青い光が当たったミックス光だけにミクさん(おやじ) こういうのも、この便利技でマスクを複数作らずに補正できます。 ▲ミックス光を補正したミクさん。ミクだけにミッ(モガー ▲レイヤー構成の一部。「赤いほう」と「青いほう」にクリッピングで補正をどんどん乗せていく マスクは「青いほう」だけに描いているのでらくちんです。 最大で2枚までなのですが、クリッピングマスクをどんどん乗せていくことで複雑な補正も可能。 ちょっと複雑に思えるかもしれませんが、自分でやってみればすぐに分かります。 ぜひ使ってみてください! そして早く帰ろう!

PhotoshopCC:顔のサイズを全部揃えてトリミングせずに解像度変更

$
0
0
afdr…vk…なPhotoshopCC解像度パネル… PhotoshopCCでは画像解像度パネルが新しくなり…ました。 ▲PsCCの画像解像度パネル。なんか足りない…足りない! ▼ちなみにCC以前は こうでしたね。ピクセル数を%にして拡縮率を入力し、解像度を入力すると%も変化していました。 写真はトリミングせず、顔の大きさを全ての写真で合わせたい場合など… 顔のサイズを物差しツールで計測して目標サイズで計算、%を出して前出の欄に入力すれば、全ての顔のサイズを3cmに合わせてやることができました。 しかしCCでは解像度パネルでそれをやるには、手計算でもう一手間必要です。なのでもうこの不甲斐ない、印刷を知らない人が適当にちゃっちゃとデザインしたと思われる画像解像度パネルには頼らず、別の方法を使いましょう。 ※印刷をよく知らない人と言い切っちゃうのは、「自動解像度設定」という何の意味も無い「新機能」が追加されているからです。afdr…vk… 実は古くからできる方法だったり Photoshop7あたりからできるはず。 簡単なので、アクションに登録しながらやっていきましょうか。 ▼新規アクション作って、そのまま録画モードですすめていきますよー ▼切り抜きツールを選択します。 ▼切り抜きツールオプション。「ウインドウ」→「オプション」にチェックを入れていると出てきます。 ここで数値入力。 今回は顔の高さを3cmにするので、幅は適当、高さに3cmと入力、解像度を350px/inにします。そして、 ▼「切り抜いたピクセルを削除」のチェックを外します。CS3あたりだと「削除|隠す」のラジオボタンになっていますね。 ▼このまま、顔の高さに合わせて切り抜きます。 ▼切り抜かれました。 この状態で、顔部分だけの画像はタテ3cm、解像度350ppiになっています。ではここで、 ▼「イメージ」→「すべての領域を表示」を選択。 ▼トリミングが解除され… ▼顔の高さも3cmに合っている ここでアクション記録を停止し、 ▼アクションパネルの「切り抜き」をダイアログ表示に切り替えて、操作できるように。 以上です。「全ての領域を表示」が記録されない時は、アクションパネルのメニューから「メニュー項目を挿入…」で入れてやってください。 ▲アクション実行すると数値がインチに換算されたりしますが… たぶん問題無い…とおもいます。解像度がなぜかインチで入力しているのに次回実行時に889「インチ」になっている…ことがまれにありますが、…すみませんCCでの再現条件がよく分かりません。 もし、計算機+旧画像解像度パネルでのサイズ合わせをやっていたならこちらでやってみてください。 あ…そうそうひとつ欠点が。切り抜き時点で、どの程度拡大縮小されたのかを数値で判断することができません。旧解像度パネルなら、数値で表示されるので120%拡大でやばそうなのか、20%程度に縮小なので大丈夫なのかの判断が即できましたが、それが難しくなります(できなくはない)。 やっぱり新画像解像度パネルはアホンダラのボケですわ!

酷い写真をお手軽きれいに修正する、「応用ききまくり」のPhotoshopマスクワークテクニック

$
0
0
酷い写真とは 今回はこんなの。 白い背景で 事務所の室内の蛍光灯で オートで これはもうダメ写真の王様や〜!ってな組み合わせです。 1.などは、ホワイトボード前で撮ってたりすると最悪通り越して極悪になります。 なぜか。 カメラのオート露出やオートホワイトバランス、最近のデジカメは「…?おおお!」と思うような高精度でキメてくれますが、 白い背景…→全体に白が多いため、カメラさんが「光が多いんだな、露出過多だな」と思って「暗くしようとする」 事務所の蛍光灯→頭のてっぺんから光があたる、トップライト状態。怪奇顔の下から懐中電灯の逆になる。あご引いたら顔が影になる。事務所ってそれほど光回らないんですよ。 顔が暗いのに背景白だから、明示的に露出を増やして「これは白背景だから白だよ、グレーにしないでね」、「これは顔だからもっと明るくしたいんだよ」とカメラを操作しなければいけないのに、そのままオートで撮る。 …と上の画像のようなやたら劇的なものになってしまうんですね。 女の子でも、おっさんでも。女性はみんな内気な印象に、男性はみんな何かやらかしそうな印象に写ってしまいます。 たった一つだけ、露出補正をかけるだけでもずいぶんと変わるんですが…ね。 (参考:最低限これだけで(ちょっとだけ)ランクアップ!コンデジで撮る人物紹介写真) Photoshopでなんとかできるでしょ? えっw qうぇtyふじこふじこ! なんとかはできないけど、どうにかするマスクワーク これこないだセミナーでTIPsとして出しましたー 買って見てね DTPの勉強会 第11回「DTPerのための画像補正入門&Tips集」 | DTP・印刷専門の電子書籍販売サイト【印刷の泉】 おしまい。 うそ。 単純なマスクなのですよ。 ▲チャンネルパレット パレットの隣にコマンド+2、コマンド+3、…ってありますね。 単純に押すと、そのチャンネルだけを表示します。 ▼これに、Optionを追加すると、 それぞれのチャンネルを選択範囲として読み込みます。 ▲分かりやすいようにこの画像でやると、 ▲選択範囲になります。 50%部で区切られてるのでわかりにくいんですが、これはグレースケールです。 ▼Rチャンネル ▼Gチャンネル ▼Bチャンネル じゃぁコマンド+オプション+2は?というと ▼RGBチャンネルはこう これ、「イメージ」→「モード」→「グレー」にしたときのグレーと同じです。 言い換えると、カラー設定のグレー設定に従います。Photoshopグレーは優秀で、カラーの印象に最も近い感じでモノクロ化します。 (参考:Photoshop・これからのグレースケール画像のつくりかた) さらに、Shiftキーも追加すれば、BチャンネルとGチャンネルを足した選択範囲、なんてのも作れますね。 これらを色調補正レイヤーのマスクとして使います。 最もつかいでがあるのが、 ▼RGBチャンネル反転マスク。 次に使いそうなのが ▼Bチャンネル反転マスク。 これを色調補正レイヤーのマスクとして使うと、白い所に強く作用し、黒いところはマスクされます。 チャンネルパレットをよーく観察して、効果を強くしたいところが黒い場合は反転して、白い場合はそのまま、マスクにしちゃえばよいと。 ヌケ具合が気に入らなければ、マスク自体にコマンド+M(トーンカーブ)などで補正をかけて白いところを増やしたり、減らしたりすると自在に調整が効きますね。 やってみよう RGB合成チャンネルから反転マスクを作って補正します。 ▼コマンド+オプション+2を押して、 ▼このまま、色調補正パレットクリックなどで調整レイヤーを乗せます。 ▼すると、初期状態ではレイヤーマスクが自動的につくられ、選択状態になっています。このまま コマンド+i でマスクを反転します。 ▼作られない場合は、色調補正パレットのパネルメニューから、初期設定でマスクを追加、にチェック。 ▼色調補正レイヤー(トーンカーブ)見るとシャドウ側が選択されていることが分かります。ちょっと持ち上げると、 ▼シャドウ部がふんわりとあかるくなり、コントラストを調整できました。 ▼並べてみる 特に緑色に違いが見えますね。RGB反転マスクでは黒くなるから効果が現れなくなります。 単純に明るくしているだけなのでRGBバランスを変えているのではないところに注意。もちろんRGB各色調整して、シャドウ部の調子を整えることもできます。 また、トーンカーブの山が立ち上がっていますがその効果はじんわりとハイライト側で薄まるため、結果全体として色味の変化が少なくなります。 ▼最初の画像に使ってみると、 うん、いいかんじ♡ ▼フィルタの「ハイライト・シャドウ」でもかなりきれいに補正できますが、 スライダ嫌いなんすよw 使うけど。 調整レイヤーじゃないところも使いどころが限られますねぇ。 あとマスクしてのRGB各色触れる、色調補正がなかなか便利なのです。チャンネルを観察していれば臨機応変に手クセができる。 宴会のよっぱらって真っ赤になったおっさんとかにも効果的ですwいろいろ試してみてください。

オンライン学校、『schoo WEB-campus』で印刷用語解説してきました!

$
0
0
ビジネス立ち上げから歴史の授業、イラストレーターの使い方まで網羅する、schoo(スクー) WEB-campus に登壇してきました! WEBデザイナーのための、印刷用画像作成(入門) 中身は用語解説です…だって数ある印刷全対応を90分は無理だもん。   内容をチラ   とにかく、「RGB vs CMYK」とかそこらへん払拭したかったのと、 印刷関係用語をチラ見せして興味を持ってもらうことを目指しました… 印刷会社の中の人とお話するためのツールにお使いいただければと! 見てみてね。

いい加減なトーンカーブはもう卒業!イイ加減に描くコントロールポイントの打ち方

$
0
0

真っ暗な写真を「ラクに」きれいに明るく補正!Photoshopトーンカーブと描画モードの合わせ技

$
0
0

マスク編集自由自在!Photoshopレイヤーマスク調整の小技2点

$
0
0

+DESIGNING vol.35で二色印刷解説記事書きました

$
0
0
二カ所…ぐぐ、しもた、てところがありますが、過去は振り返らnai。ちなみに内容じゃありませんので… ちなみにここらへんか...

CS4以降、Photoshopは「色調補正」を棄てた。情報パネルの仕様変更が最悪過ぎてわけがわからないよ。

$
0
0

著者のためのスクリーンキャプチャ考察・分解方法

$
0
0

PhotoshopのCMYK変換設定のキモ、プロファイル、マッチング方法、ほかを「10分で」簡単に説明してみた(154回バンフーセミナーフォローアップ)

$
0
0

色域の話・sRGBではCMYKの20.5%の色が見えていない現実(JP2011の色域を全部書き出してみた)

$
0
0

一年間の印刷解説とPhotoshopTIPs、アクセス数上位記事まとめ…CMYK、RGB、相対的知覚的、トーンカーブ、グレースケール…

$
0
0

手軽に高速化!置き場所を使い分けてもっと便利に使える Photoshop のプリセット

$
0
0

明日から使える!Photoshopチャンネル&レイヤーマスクの簡単過ぎるのに「応用効きまくり」な技・どどんと応用しまくりな応用編

PhotoshopCC:顔のサイズを全部揃えてトリミングせずに解像度変更

$
0
0

酷い写真をお手軽きれいに修正する、「応用ききまくり」のPhotoshopマスクワークテクニック

$
0
0

オンライン学校、『schoo WEB-campus』で印刷用語解説してきました!

Viewing all 106 articles
Browse latest View live